こんばんは、堀井です。
退職してからの手続きって非常に色々ありますね。
今回は本来であればとっくに済んでいるはずの、社会保険→国保への切り替えをしてきましたのでその流れを説明していきます。
社会保険と国民健康保険の違いって?
日本には国民皆保険(こくみんかいほけん)と言う制度があります。
Wikipediaによると「市民の全員に保健医療サービスおよび医療費補助を提供する保健プログラムのこと」だそうです。
勿論外国にも同じ制度がありますがユニバーサルヘルスケアと呼ばれます。
Wikipediaよりそれぞれ引用すると
国民健康保険(国保):「日本の国民健康保険法等を根拠とする、法定強制保険の医療保険である。主に市町村が運営し」ている。
社会保険(社保):「被用者を対象とする。」「企業では、保険料納付手続きの面から区分して、健康保険と厚生年金の2つを合わせて"社会保険"と呼ぶことがある。」
それぞれ対象者は
国民健康保険:国会議員、地方議会議員、自営業、無職など
社会保険:民間企業
となり、それらとは別に
(上記職を除く)公務員:共済組合(短期給付)
船員:船員保険
もあるようです。
教師や船員に関してはかな~~り特殊で国保や社保の上位互換の保険があるようなので把握し切れていません、すみません。
まとめるとどう言うこと?
上記の特例(教員や船員など)を除いてまとめてしまうと、
特定の企業に勤めている間は社会保険、特定の企業に属していない(自営業・フリーランス含む)間は国民健康保険に属さなければならない
と言うことになります。
退職後条件により最高2年間健康保険を続けられる制度(任意継続)もありますが、この記事では純粋に国保への切り替えのみの解説となるため割愛します。
必要書類を用意しよう
国保に切り替えるために必要な書類がいくつかあり、これらを持って市役所に行きます。
- 健康保険の資格がなくなった証明書(健康保険資格喪失連絡票)
- マイナンバーカードもしくは個人番号通知カード
- 身分証明書(免許証、パスポートなど)
- 年金手帳*1
- 印鑑(認印でOKでした)
もし世帯主・本人・同一世帯員以外の方が申請するときは委任状が必要となります。
健康保険資格喪失連絡票を用意しよう
一番難しそうな1の健康保険資格喪失連絡票ですが、手に入れる方法は2通りあります。
- 会社に連絡して用意してもらう
- 所轄の年金事務所で用意してもらう
会社はこの書類を用意する義務はないため、退職者本人が依頼をするのが本筋です。会社にお願いしましょう。
ただ会社と喧嘩をして退職された方などは連絡するのも嫌でしょうから、その場合は管轄の年金事務所に行きましょう。
ちなみに担当者から「年金事務所に申請に来るのはレアケースだ」と言われました。
ちなみに非常に混んでいたため、2〜3時間くらいかかったと記憶しています。
健康保険資格喪失連絡票を貰いに行こう
さて年金事務所で健康保険資格喪失連絡票を発行してもらう際には
- 身分証明書(今回は免許証を持参しました)
- 印鑑(シャチハタNG)
が必要となります。退職証明書(会社の発行義務は無し)があればよりスムーズに進みます。
現地に行って受付をしたら住所・氏名・退職日・所属していた会社などの必要事項を記入したら終了です!簡単!
あとは書類を自宅に郵送していただけると言うことだったので、1週間程度待機すればOKですね。
切り替えにおける注意事項
調べるとすぐ出てきますし、手続き案内を市役所で貰うとくどいくらい書かれていますが「勤務先の健康保険を辞めるor被扶養者でなくなってから14日以内に行うことが原則」です。
これをあまりに過ぎると財産の差し押さえなど行われる恐れがあるそうなので早めに切り替えましょう。14日以内に手続きできない場合は市役所に相談しましょう。
ちなみに私は退職が3/31なのでとっくに過ぎてしまっているのですが、資格失効日である4/1から国保に入るまでの間の保険料も遡って納めなければなりません。
且つその間自費で医療機関にかかっても10割負担となり、後日7割分の返金などは行われません。
退職後すぐにやるべきだった手続き
上記注意事項にあったとおり、期日を過ぎる前に国保への切り替えをすべきだったので
- 退職前に会社に健康保険資格喪失連絡票の発行を依頼する
- 受け取り次第市役所に行き社保→国保への切り替えをする
- 併せて厚生年金→国民年金への切り替え手続きもする
- ハローワークでこれまで記事にした手続きを行う*2
以上が退職後真っ先に行う内容となりますね。
明日から自動車学校に通いだしますので、いずれその記事も書きたいですね。
それではまた次回。