こんばんは、堀井です。
今月頭から自宅から1時間半くらいの場所に出向しています。
webアプリが盛り上がっていそうなこのご時世にとは思わなくもないですが、C言語を使ったお仕事です。
職業訓練で学んで、サーティファイC言語検定2級を取った実力は果たしてどれくらい通用するのでしょうかね?
さてそんな近況はありますが、今日は基本情報技術者試験のお話です。
基本情報技術者試験って?
「IT業界の免許証」みたいな扱いを受けているので、本職の方々から見たら「ふーん」すら出てこないものだと聞いています。
独立行政法人のIPA(情報処理推進機構)と言うところが運営しているようです。
自分は知らなかったのですが、まさかの国家試験だそうです。
さらに驚いたのですが、この試験って「国家試験」ですが「国家資格」ではないんですよね。
なので履歴書には「基本情報技術者資格 取得」と言った風とは書けず「基本情報技術者試験 合格」と書くのが正解だそうです。確かに。
いつやるの?
公式ページの通り4月と11月です。
終日かけて行われます。
午前はテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系から出題
午後は情報セキュリティ、疑似言語、プログラミング言語(Java, COBOL他)などから出題
参考書は中古でも大丈夫?
1年くらいならともかく、あまり古い本だと「当時の最新情報」でも「現在は使われていない / 古すぎる」物がかなりあります。
例を挙げると、会社にたまたまあった2009年発刊の本ですね。こんな記述を見つけました。
- USBの転送方法について
2009年当時:3種類の転送モードがあり、最高速度は480Mbpsと高速(USB2.0)
2018年11月現在:6種類の転送モードがあり、最高速度は20Gbps(USB3.2)
9年間で約40倍のスピードが出せるようになっていますね。
※:他にもFireWire(IEEE 1394)の情報はありましたが、ThunderBoltなどはありませんでした。
- CISCとRISC
2009年当時:現在多くのコンピューターでRISCが使用されている
2018年11月現在:技術的な相違はほぼ消滅した。技術的な用語よりも、各プロセッサの歴史的な総称として使われているにすぎない。
※参考元:
CISC - Wikipedia
10年前の常識は最早通用しません。
- HDD容量の話(これは別に問題ないですが…)
2009年当時:練習問題に480MBが出てきていた
2018年11月現在:試験に出るなら単位は GB だろうと思います
磁気テープも出てきていましたが、今はそもそも磁気テープ自体が分かるのでしょうか?
2018/11/19 追記
磁気メディアは現在でもデータセンターなどで使われており、TBクラスのものも存在すると教えていただきましたので訂正します。
などなど、こう言ったデメリットがあるのでオススメできるとは到底思えませんでした。
例えばビット計算やツリー構造、コンパイルの仕組みのような基礎の基礎に関しては問題ないと思われますが、できれば新しいのを買いましょう。自分も買わなきゃ。
難易度は?"基本"だしそんなに難しくない?
結論から言いますと
全然そんなことはなかったです。
こちらの合格率情報をご覧ください。
引用:wikipedia
うーん、これは中々。
目安の勉強時間としては150~200時間程度だそうです。
プログラミングの知識がある方だともう少し簡単かも。
ちなみにですが、20時間くらい勉強した状態で午前の過去問題をやってみたところ40点くらいでした。
合格点は60点なので非常に厳しいですね。
多分近いうちに1冊買うと思います。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 平成30年度 (情報処理技術者試験)
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/12/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あれこれサイトを見てみたところ、ここら辺が非常に売れ筋だそうです。
そこまでして試験に合格しても「ふーん」で済まされがちなこの試験ですが、情報処理の基本の基本となる知識でありそのジャンルは非常に多岐にわたっています。
知識がない状態で「これがやりたい!!」となることはあまりないと思いますので、とりあえず色々な知識を詰め込んでから他の分野に手を出すきっかけとすればいいんじゃないかな、と思います。
ちなみに自分は雇用関係や税金関係が面白かったです。前職の影響でしょうかね。
それではまた次回。