住所不定スティックのり
こんばんは、堀井です。
スティックのり、あるじゃないですか。
私は小学生〜中学生時分に図画工作の時間で使っていました。
幼稚園だと水のりを使っていたような記憶がありますが、何か使い分ける理由でもあったのでしょうか。
大人になった今は手紙を出すときなどに使うくらいとなりましたが、教師や保育士のように教育関係の現場に勤めている方や、事務系のお仕事をされている方などは現役で使っていますかね?
あってもあまり使わないけれど、ないと困る。
そんなスティックのりですが、使われていない時間は一体どうしているかと考えた結果、ちょっとしたお話が生まれました。
「さて、今年度も一年お疲れ様でした・・・っと。」
カシュ。
張り詰めていた緊張の糸が解け、逃げ場を見つけた炭酸の泡と一緒に溶けて消えていく。
冷たいビールが体に染み渡る、春一番が吹いた日曜日の昼下がり。
確定申告。
会社にいた頃は何も考えずに済んでいたものだが、自営業を始めるとそれがいかに有り難かったことかが身に沁みて分かる。
そろそろ軌道に乗ってきたし、来年度からは税理士にお願いするのもいいかもしれない。
「切手切手・・・あぁ、見つけた。」
そこには80円切手と2円切手が1枚ずつ残っていた。
丸々5年前に値上がりしてから80円切手と数が合うように2円切手を買ってきていたが、ついに我が家の在庫も無くなるようだ。
もう80円切手は販売されなくなったから若干レアなのだろうが、あいにくコレクターではないので貼り付けてしまう。
「書類はこれとこれと・・・。・・・。よし、間違いないな。」
今日何度目かになる確認を済ませて封筒に入れた。
あとは封をしてポストに投函するだけだ。
おかしい。
引き出しに入れておいたスティックのりが見当たらない。
去年の確定申告の際に新しく購入して、それを使っていた記憶がある。
滅多に使う機会はないからと小さいサイズにはしたが、使い切るわけもないからこの引き出しにあるはずなのだが・・・。
その後小一時間ほど思い当たる場所を手当たり次第に探したが、全く見つかる気配はない。
別に急ぎではないのにこうも見つからないと、気が立ってしまい折角のほろ酔い気分も一気に醒めてしまう。
加えて気温のせいで汗ばんできてしまったので、気分を変えて顔を洗ってくることにしよう。
まだまだ乾燥する季節なのでしっかりと保湿クリームを塗って、唇にもリップクリーム・・・。
「あっ」
今回のお話の文字数は722文字でした。
文字数ですが、中線から中線までの間(今回であれば「さて 〜 あっ」までです)をカウントしています。
記事そのものはリンクを除いて1300文字くらいあるはずです。
あと前回のお話もそうですが、言葉遊びが好きなのでちらほらとそれっぽい単語を並べています。
制限時間とかを決めて作るというのも楽しそうですね。
それではまた次回。
※:この記事のタイトルは「PhrasePlus!」を使って作られました。